第7回「名人会」肉用牛枝肉共励会

平成30年2月23日(金)、東京都中央卸売市場食肉市場において第7回「名人会」肉用牛枝肉共励会を開催しました。

この大会は、年間に6回行われる「名人会」の中でも最も規模の大きな大会です。第7回となる今回では6道県(北海道・茨城県・栃木県・千葉県・島根県・熊本県)から黒毛和種93頭が出品されました。

前夜祭は第一ホテル東京シーフォートにて100名を超える参加者と共に盛大に行われました。名人和牛を多く買って頂いた購買者への購買表彰、一年を通じ優秀な成績を収めた生産者への年間褒賞、名人和牛に関するクイズ大会が行われた他、各地元の名産品を持ち寄ったプレゼントもあり、名人会の勢いを肌で感じる一夜となりました。

ホテルでの前夜祭の様子

 

出品93頭の全体成績は、5等級率68.8%・上物率96.8%・平均BMSNo9.1・枝重521.5㎏・単価2,430円・販売1,267,034円でした。

93頭の平均BMSNoが9.1という非常に高い値を記録し、これは名人会において過去最高の数値となりました。また枝肉の脂に含まれるオレイン酸の平均の予測値も56.8%と高く、サシの入りと肉の味を追い求める配合飼料「名人」の期待通りの結果と言えるでしょう。

 

名誉賞には千葉県の㈱高梨牧場(鴨川市)が選ばれました。㈱高梨牧場は最優秀賞も同時に受賞され、5頭の出品牛の内4頭がBMSNo.12、1頭がBMSNo.10と、その高い実力を遺憾なく発揮されています。

表彰を受ける高梨氏

名誉賞の枝肉断面

入賞者は、次のとおりです。

【名誉賞】千葉県・㈱高梨牧場・去・百合茂×安福久×平茂勝・BMS№12・548㎏・3,333円

【最優秀賞】千葉県・㈱高梨牧場・去・百合茂×安福久×金幸福・BMS№12・599㎏・3,003円

【優秀賞1席】北海道・山野美幸・去・美津百合×安福久×平茂勝・BMS№12・505㎏・3,219円

【優秀賞2席】北海道・庄司敏・牝・直太郎×福栄×平茂勝・BMS№12・514㎏・3,209円

【優良賞】栃木県・㈱神田グランドファーム・去・百合茂×安福久×勝忠平・BMS№12・617㎏・2,793円

【優良賞】千葉県・㈱島田哺育牧場・去・百合茂×安福久×平茂勝・BMS№12・577㎏・3,043円

【優良賞】北海道・新ひだか町和牛センター・去・光平照×百合茂×安福久・BMS№12・553㎏・2,711円

【優良賞】茨城県・大場和也・牝・美国桜×安福久×平茂勝・BMS№12・512㎏・3,308円

【推奨牛】栃木県・㈱神田グランドファーム・去・美津百合×安福久×安平・BMS№10・506㎏・2,587円

【推奨牛】北海道・迫田和男・去・隆之国×白清85の3×平茂勝・BMS№8・433㎏・2,583円

 

褒章式後には、NTTアドバンステクノロジ株式会社の金澤慧主査により、牛舎を離れた場所から見ることができるネットワークカメラのご紹介がありました。遠隔操作や高倍率ズーム、夜間撮影も出来るなど、生産者の大きな手助けになるアイテムとなっています。

ネットワークカメラの説明を行う金澤氏

暗闇の中のペットボトルがカラーで映し出された

 

また、茨城県畜産農業協同組合連合会の中川徹理事統括部長より、「名人」の歴史と特徴についての講演がありました。

 

配合飼料「名人」について語る中川氏

 

 

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