オレイン酸測定

オリーブオイルに多く含まれる「オレイン酸」は、実は和牛にも含まれ、その含有量は牛肉の美味しさに深く関わっています。
「名人和牛」は、食肉脂質測定装置を活用し、牛肉の美味しさを科学的根拠に基づいて分析・開示しています。

オレイン酸の測定と開示

1.食肉脂質測定装置で枝肉の脂肪成分(オレイン酸)を測定

食肉脂質測定装置を使用し、すべての枝肉の脂肪成分(オレイン酸)を測定。
食肉の美味しさを、科学的に分析しています。

オレイン酸測定機

装置本体

測定の様子

測定の様子

測定画面

測定画面

2.枝肉に刻印し、全頭に証明書を発行

オレイン酸の測定結果に応じ、枝肉ごとにオレイン酸含有量を示す刻印を押します。
さらに、「美味しさ」と「安心」の証がひと目で分かる証明書を、出荷牛全頭に対して発行しています。

刻印1
刻印2
証明書

証明書

美味しさの秘密「オレイン酸」

オリーブオイルに多く含まれ、悪玉(LDL)コレステロールの抑制や生活習慣病の予防になどに効果があることで知られる「オレイン酸」。和牛肉の脂肪の構成成分である脂肪酸の約50%は、なんとこのオレイン酸が占めています。
和牛肉とオリーブオイルのオレイン酸量を比較すると、次のような結果が出ました!

和牛肉とオリーブオイルのオレイン酸量の比較
オレイン酸1
オレイン酸2

(一食分:オレインちゃん1つ=1g)

ちなみに、同じ牛肉でも、輸入牛肉100gに含まれるオレイン酸は約6.8g。和牛肉と輸入牛では脂肪の「質」が違うことが分かります。
また、オレイン酸を多く含むことは、健康効果が期待できるだけでなく牛肉の食味向上にも大きく関り、オレイン酸含量の高い牛肉はより風味が良く、脂の口どけも良くなります。

オレイン酸と牛肉の食味の関係
風味の強さ
脂肪の口どけ

つまり、適度にオレイン酸を含む牛肉は、美味しくてヘルシーということ。「名人和牛」は、脂の量だけでなく、脂の質にもこだわり抜いているのです。